2006-05-15 第164回国会 参議院 決算委員会 第10号
これは多分、探査、そして埋蔵量、発見と、そして生産できる体制に世界じゅうが動いておりますし、特にアフリカ関係も最近非常に油も出ております。そういったことで伸びておりますけれども、これもいつまででも無尽蔵に伸びていくわけじゃないだろうと私は思っております。
これは多分、探査、そして埋蔵量、発見と、そして生産できる体制に世界じゅうが動いておりますし、特にアフリカ関係も最近非常に油も出ております。そういったことで伸びておりますけれども、これもいつまででも無尽蔵に伸びていくわけじゃないだろうと私は思っております。
ただそれだけでいいのかという点では、やはりこれから十年十五年の間に、ちょうど油の新規埋蔵量発見とそれから消費量というのが、消費量の方が上回ってしまう。したがって、累積埋蔵量がだんだん減っていくというようなことが予想されているわけでございまして、仮に現在のアメリカ、それも陸上で考えますと、大体埋蔵量が十年分十一年分と言われておりますけれども、そんなこともございまして生産横ばいでございます。
今後もある程度の新発見がないとは申せませんが、一九七〇年代になりましたら年平均二十億トン程度と新規埋蔵量発見が落ち込んでまいりました。悪いことに、一九六九年には石油の探鉱開発費は世界中で約二・五兆円にとどまっておりましたが、七二年には三・三兆円、七三年には四・三兆円、七四年には実に六・三兆円の資金が投入されながら、逆に新規埋蔵量が増加しないところに問題がある点でございます。
したがって、国の内外を問わず新規埋蔵量発見のために石油開発への積極的参加が望まれるわけでありますが、石油開発は本来きわめてリスクが大きくリードタイムが長いので、莫大な資金の継続的投資を必要といたします。
第一は、需給状況あるいは需給構造の変化でございまして、御承知のように、一九六〇年代の埋蔵量発見が今後一九七〇年代に発見されたと仮定いたしましても、一九六〇年代末の可採埋蔵量は、一九七〇年代末には約十年程度RPが減るのではなかろうか。三十数年あったものが二十五年ぐらいになるだろうと推定をされております。